理学療法士の豆知識ブログ

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姿勢評価における共通点の見つけ方について

皆さん、こんにちは。

 

 

今日は姿勢評価についてお話をしていこうかと思います。

 

 

姿勢を見る際に着目点が少ない方が多い印象があります。

 

 

例えば歩行を分析する際に、

 

 

歩行見て、立位見て、足踏みを見て問題点を抽出し治療へ移る。このようなパターンが多い印象があります。

 

 

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この写真を見てみてください。

 

 

どのような形に見えますか?

 

 

四角形に見えたり、凹んでるように見えたり、飛び出ているように見えたりといろんな見方があると思います。

 

 

歩行を治療する際に、背臥位や座位でも問題点が抽出でき評価、治療につながることは多々あります。

 

 

今日はその「姿勢がすべてつながっているということ」を少しお話していきたいと思います。

 

 

例)腰椎を伸展すると疼痛が出現する症例

 

*立位

・著明な腰椎前彎、骨盤前傾姿勢

・脊柱起立筋の膨隆がある

 

 

*前屈からの復位

・腰椎伸展運動が先行し、前屈動作と比較して疼痛が増強する

 

 

*腹臥位

・膝関節・股関節を伸展すると、骨盤前傾・腰椎前彎が見られ疼痛が増強する

 

 

*座位

・腰椎中間位から屈曲位に比べると、腰痛伸展・骨盤前傾させることで疼痛が増強する

 

 

*背臥位

・両股関節・膝関節を伸展位にすることで骨盤前傾、腰椎伸展が強まり、疼痛が増強する。

・腹筋群を収縮させ骨盤を後傾させると疼痛が軽減する

・両股関節・膝関節を屈曲させると疼痛が軽減する

 

 

*四つ這い

・前方に揺さぶる運動にて疼痛が増強する

・後方に揺さぶる運動にて疼痛が軽減する

 

 

*壁に寄り掛かった立位

・通常の立位に比べると、骨盤後傾-中間位となり疼痛が軽減する

 

 

このように様々な姿勢から見ることで共通した問題点が出てきます。

 

 

それば骨盤前傾・腰椎伸展により疼痛が増悪し、骨盤後傾・腰椎屈曲させることで疼痛が軽減するということです。

 

 

このようにいろんな姿勢から評価し共通点を見つけることで評価の質が上がり、間違った治療を行ってしまうことが減ります。

 

 

ということで視野を広く持ち、臨床に臨みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

では。