思考プロセスについて
みなさん、こんばんは。
今日は、リハビリの運動面ではなく考え方・思考についての話をしていきたいと思います。
まず、「思考プロセスの大前提」について話していきます。
1.もやもやをなくして明晰な思考を身につける
仕事やプライベートで悩みがあり、もやもやしていると明晰な思考を身につけることが出来ません。
たくさんのもやもやを消す方法はあると思いますが、すべてのもやもやをA4用紙に書き出すことで、だれでも本来の頭を取り戻せる画家的な方法があります。
これにより理学療法士の方々の多くの悩みを整理し、
アクションを取れるもの、
取れないもの、
時間が解決するので、
今は無理して放置しておいたほうがよいもの、
今少し無理しても、背伸びしても取りくんだほうがいいもの、
などが明晰に見えてきます。
2.A4メモ書きの方法
やり方は簡単で、
A4用紙を横向きにし、
左上に浮かんだテーマ・右上に日付け・本文は4~6行・それぞれ20~30字ずつ書くだけです。
ここまでは普通のメモとあまり変わりませんが、これを頑張って、
1ページ1分で書くこと、毎日10~20ページ、頭に浮かんだときに書くことが大切。
そうして書くことで、頭の中でも、
やっとしていたこと・いやな思いなどの気分の悪さが目の前の紙に書かれている行きます。
目で見ることで、それが何であるかはっきりと認識され、愚痴の連続ではなく、課題として理解されるようになります。
3.課題が理解できると前向きになる
課題が理解できると、私たちの頭は、心は不思議なほど、それを解決しようという考えに至ります。
ヒトは、そのように前向きに生きることが出来るように進化してきました。
「A4用紙に書く」という行動を別の視点からみると、
「頭の中の中身をすべて目の前に書く」
ということです。もやもやした気持ちを言語化するとも言えます。
頭の中でもてあそぶ、あるいは苦しむのではなく、感じた瞬間にささっと目の前の紙に書きだすことで、明確に認識して前に進む勇気が生まれるということです。
それを繰り返していると、もやっとした瞬間に整理し、どう行動すべきかまで目に浮かぶようになります。
究極の姿として、瞬時に、つまりゼロ秒で考えることが出来るようになります。
もやもやとは少し違いますが、現実的に多いのが、
「何が分からないのか」
が良くみえていないケースです。
普段、何か疑問点が生じたときに、
「なぜだろう」
という習慣が身についていればよいのですが、多くの人は放置しがちです。
そうすると、その人の本来の力が発揮できず、だんだん、
「なにがわからないのかわからない」
といことにつながり、物事を考えなったりし、頭の中がかすんできた感じになります。
職場などで、
うまくいかいないこと、
もやもやすること、
自分が思っているように物事がすすまないこと、
があるとも思います。
そのときは、自分の考え、感じたことを目の前のメモ用紙に書くことがひとつの解決策になると思います。
以上で終わります。
では、また。
参考文献
理学情報ジャーナル.全体像を把握する.vol53 No.5 2019